こんにちは。
美術作家の伊藤亜優子です。
今回は、大人になってから絵画を趣味にしたらどんなメリットがあるのか？を紹介したいと思います。
私は絵を18歳から始めました。
この時は成人していませんでしたが、今は18歳は成人の年ですよね。
私は絵は好きでしたが、「子供のときから絵をずっと描いてきた」「小さい頃から画家になるのが夢だった」というわけではなかったんですね。
2年間専門学校へ行って学んだあと、実は3年くらい絵から離れていて、絵は「趣味」として考えていました。
今はプロの画家として活動していますが、絵から離れていた3年間、時々絵を描いて本当に「趣味」になっていました。
専門学校のころの初心者だった自分が、絵画を趣味にするまで、どんなメリットがあったか。
3つあったので、書いていきたいと思います。
それではみていきましょう。
絵画を趣味にするメリット①初心者でも始めやすい！
まず、初心者でも比較的始めやすい習い事だと思います。
私の行っていた学校はクリエイターの学校でしたので、デッサンは必須でした。
クリエイターになるには初めに何十万もするパソコン、液タブ、ソフトなどが必要でしたが、デッサンでしたら鉛筆と紙があればできてしまいます。
初期費用も安くすみますし、モチーフも身の回りにあるコップや野菜などを描くことで、ぐっと費用を抑えられます。
石膏像となると高くついてしまいますが、全然身の回りのもので事足ります。
あとは影の付け方、鉛筆の使い方や、絵の具の使い方などを知ってしまえば、初心者からどんどん作品を作ることができます。
私は趣味で自分の子供の絵や、子供が好きなキャラクターなどを描いていました。
ママ友から「私の子供も描いて」と言われ、色紙に描いて渡すととても喜ばれましたし、「私も絵を描けるようになりたいな」と羨ましがられました。
絵が描けるということはとても素敵なことですし、ちょっとしたプレゼントにも最適だと思います。
私は絵を描きそうにないふうに見られていたのか、「絵が趣味で」というと、とても驚かれました。
そこから話が広がっていく感じで、話題作りにもなりました。
絵画を趣味にするメリット②楽しく健康的にストレス発散！
絵を描くには、身体の色んなところを使います。
まず、モチーフを見る目、観察する目を使います。
この観察力を身につける為に、粘土で模刻を行ったり、デッサン、模写をしたり、とにかく目を鍛えます。
目で見たものは脳へと送られて、手で脳の中のイメージを再現して描いていくという感じです。
文にすると難しく感じるかもしれませんが、やってみるととても楽しいです。
絵はどうしても、その人の個性が出るし、自分を現しているので、負の感情や嬉しい感情、いろんな自分を描けるので、とてもストレス発散になります。自分の感情、思想等をキャンバスに吐き出す感じです。
目、手、頭、ちょっと大きな作品を制作したり、遠くから作品を見たりするのにも身体を動かしますし、色んな部位を同時進行するので、これから先ボケるということもないんじゃないかなぁと思ってます。
絵画を趣味にするメリット③自分を高めていける！
私は絵を描くまで、何かを深く考えたことはあまりありませんでした。
ただ今が楽しければいいかなと、そんな感じで毎日を送っていました。
でも、絵を描き始め、いろんな課題をこなしていくなかで、ひとつひとつの課題について深く考えるようになりました。
その中で、自分はこのことについてどう思っているのか？他の人の見解は？と、色んなこと、自分の考え方を深く掘っていくようになりました。
そうすると、世界はとても面白く、彩り鮮やかな世界に変わりました。
例えば、私は夜寝る時に見る夢の絵を描いているのですが、色んな想いを感じる夢や、不思議な光景の夢を見ます。
そのことについて深く考えていくようになったんです。
「絆」を感じる夢が多く、そのことを考える度暖かい気持ちになり、とても興味深い課題だったので、今もなお考えています。
以前より考え方がしっかりしたのを感じ、成長したなと、絵を始めて良かったなと思った瞬間でした。
まとめ
①比較的初期費用も安く、初心者でも始めやすい。
②色んな身体の部位を同時に使いながら自分を表現するので、ストレス発散できる。
③絵の課題を考えることによって、今まで気づかなかった自分の思想、絵に出会える。
今回は、初心者でも楽しみながら費用を抑えて打ち込める趣味に絵画が最適ですよ、というお話でした。
いかがでしたでしょうか。
私はありがたいことに、子供のころから色んな習い事をさせてもらってきていて、そのなかでも絵画はとても自分の癒しになりました。
「自分の機嫌は自分でとる」ということも、絵画を通してできるようになり、成長を感じています。
絵画は年齢関係なく、いつからでも始めることができるので、もし興味が出てきたら近くの絵画教室の体験等に行ってみるのもいいですね。
楽しく毎日を過ごしていきましょう。
では、今回はこれで失礼します。
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