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絵を上手く見せるにはどうしたらいいのか?初心者にも優しく解説!

 

こんにちは!
美術作家の伊藤亜優子です。
今回は、絵を上手くみせるにはどんなことが必要か?を、書いていきたいと思ってます!

私も、上手く描きたくてデッサンしたり、自分が目指す作家さんの作品を見て、研究したりしてました。それで気付いたことを5点あげてみました。それでは見ていきましょう!

 

絵を上手く見せる!①空気感、遠近感が出ている。

 

 

空気感とは、その場にモチーフが存在しているということ。

女の子がいるとしたら、そこの天気は雨なのか、晴れなのか、暑いか寒いか。服装はどんな季節の服で湿度はどのくらい?それを絵を見た人が感じられる絵は、すごく上手い!と感じます。

遠近感も同様で、近いものを強く、遠いものは弱く描くことで、存在感がうまれます。例えば、公園や街などで水着を着て、大きなモンスターに寄り添う女の子がいたとして、道路は水浸しで雪が降っていたら、違和感を感じませんか。でも、湿度や温度等が伝わっていれば、上手くみえます。そして、なんか気になる絵になりませんか。このアイデアはあくまで例えばの話ですが、考える常識通りに描くこともいいけど、ちょっと気になるなぁ、この絵を描いた理由を知りたい、と思う絵も良いのではないかと思います。

何故こうなるのか、メッセージや、ストーリー性をつけるのもいいと思います。テーマやコンセプトを決めておくと、モチーフの存在感がぐっと増します。

絵を上手く見せる!②細密に描き込まれている。

これ、難しいですよね。

でも、自分のキャパを超えて描いていけたら、見える景色が違います!タッチから点まで色々組み合わせて、重ねて描き込んでいくといいです

全てを同じ細密な強さで描くのではなく、遠近感同様に、強弱をつけて描いていくといいですよ。全て同じ細密度で描くと、不自然な絵になってしまいます。見せたいところは細密度を高く。遠くになるにつれて細密度を低くしましょう。

私はにぼしの魚の細密デッサンからトレーニングを始めました!結構複雑で、シワの描き方や光っているところなど、質感を出すのに苦労しましたが勉強になりました。

ドライフラワーとかもいいですね。

絵を上手く見せる!③コントラストの強弱がある。

 

人って、明るいところやコントラストの強いところに目がいきます。

私は見ての通り、結構コントラスト強めに描いてます。

印象的になるし、見せたい部分が分かりやすいからです。でも、ぼかすところはあまりコントラストないほうがリアルに、より見せたいところが印象的に際立ちます。

あとは、周辺光量低下と言って、画面の四隅が暗くなる描き方をするのが多いです。写真を撮るときに起こる現象ですが、絵にも使うとよりリアリティを出してくれる時もあるので、使っています。

それと、一番明るいところは1箇所だけにして、光を調節してかつ、コントラストを出すように描いています。難しく書いてしまいましたが、あくまで私の絵の場合ですので、色んな描き方を試して、コントラストを調節してみると丁度良い具合の光が見つかるかなぁと思います。

そうゆう時は、フォトショップやクリップスタジオなどの編集ソフトに絵の写真を取り込んで、コントラストの調節、明暗の調節、ブラシで発光させたり光や影を足して描いてみると、いちいちキャンバスに描いて直すより簡単に光を調節することができます。

今はスマホでできるソフトもあるので、手軽になりましたね。その画像を参考に、キャンバスに描いていくといいです。

絵を上手く見せる!④自分の絵に自信があって、ある意味ナルシスト!

 

これね、なれる人羨ましくないですか?私もやっと最近自分の絵を好きになりました。なかなか好きになれなくて。すごく悩んだ時期があります。どうやって好きになれたかと言うと、周りの反応を気にするのを辞めました。そして、今の自分を素直に受け入れました。これが自分なのだと。ふらふら画風に悩んでましたが、この点が定まると地に足がつく感じがしましたね。

私は夢の絵を描いているのですが、結構怖いって言われますが、何故か子供受け良かったりします。分かってるねー君!と声をかけたくなります。

万人に受ける絵は、誰だって描けません。少数の人に分かってもらえて、少し立ち止まって絵を見てもらえればいいのではないでしょうか。

そして、自分を信じましょう!自分は天才だ!と、演じる。サルバドール・ダリが言ってましたね。その通り、天才だと思えば天才になれます!

絵を上手く見せる!⑤向上心!

 

向上心がなければ、今の画力のままです。それって描いていてつまらないことです。

楽しく描くには、発見が必要だと思います。

その為には、模写をしたり、絵の色合いを変えてみたり、影の色やタッチを研究してみたり、アイデアの抽出、絵って膨大な発見があると思います。そのたびにワクワクして、なるほどね。と、楽しく描くことができますよね。もっとランクをあげてみたら、また違う発見があります。でも、この記事を見てくれていると言うことは、上手くなりたいと思っているのだから、向上心は問題ないですね!

 

さて、今回、絵を上手く見せる為には5点注意するべきことがありました。

①空気感、遠近感を意識する。
②見せたい部分を細密に描き込む。
③コントラストを出して印象的にする。
④自分の絵を信じて好きになる。
⑤向上心、モチベーションを保つ。

技術の面はコツコツしていくしかありませんが、向上心や自分を信じて描いていくことは、今からでもできますね!
正直、モチベーションさえあれば、練習して上手くなれますからね。スランプの問題もありますが、それはまた違う記事に書こうと思います。
では、今回はここまでで失礼します

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